初心者のための船釣りABC

釣りに行く魚を決めましょう

まずは釣船予約加盟の釣り船を見て、何を釣りに行くか決めましょう。釣り船には四季折々や地方によって、いろいろなターゲット(釣り物)があります。仲間がいるなら相談し、みんなで決めましょう。ターゲットを決めるのも、釣りの楽しい事柄のひとつです。
参考ですが、初心者には近場で海が荒れにくい浅い海で、シロギスやアジなど中小物を狙うのが、楽しいうえ釣りやすく、入門しやすいと言われています。
ただし、最近は船の大型化によって、ポイントまで早く、そして快適なうえ釣りもしやすいので、初心者でもマダイなどハイレベルな魚を狙うことは十分可能です。いろいろチャレンジするのもよいでしょう。

釣り船に予約を入れましょう

決めた釣り物の予約を釣船予約で入れましょう。やり方は予約ページをご覧ください。釣りビジョン釣船予約では、予約が確定したことをメールで通知してくれるので、大変便利です。
なお、釣り船を決める方法として、魚種のほかにも、電車で行くのを希望している人は駅から近い釣り船、マイカーで行きたい人は道路事情がよい釣り船。また、多少長い時間、船で釣り場までかかるものの自宅から近いため。多少長いドライブになってもなるべく港からポイントが近い釣り船……などなど、選び方はいろいろです。ニーズに合った選び方をしましょう。

利用する交通手段の事情を確認

電車で行く場合には、何時まで駅に付けば間に合うかを確認しましょう。出船時間によっては、駅から近くても電車の便がなく、乗れない場合もあります。なお、電車釣行が可能な釣り船では、最寄りの駅まで送迎車を走らせている場合もありますので確認してみましょう。
車の場合は「釣船予約」の地図などでルートを確認するとともに、釣り船の駐車場の利用の仕方を把握しておきましょう。釣り船によっては荷物だけを船の近くに下し、少し距離がある駐車スペースへ持っていく場合もあります。出船前後は忙しい時間帯なので、しっかり把握しておきましょう。

写真(上から)

  • 最寄り駅の確認
  • 駅まで送迎がある釣り船も
  • 駐車場のシステムは釣り船によって様々

事前準備をしましょう(主要品)

釣り船までのプランができたら、後は釣り船に乗るだけ。釣りをする準備にかかりましょう。予約した魚を釣る道具(釣り竿、リールなど)はありますか。なければ釣具店を訪れて、スタッフに何の釣りをするか伝えて、予算内でなにが揃うか検討しましょう。
ちなみに初心者の場合、現代の釣り船にはレンタルが充実しているので、お薦めです。竿からリール、仕掛け(魚を釣るハリや糸のこと)など一式借りられることが多いです。
中にはカッパ(雨以外にも、餌や魚のヌルで汚れる場合があるので必需品)や長靴などウエア系をレンタルしている釣り船もあります。程度によりますが、今後、時々釣りに行くという方でしたら、カッパと長靴、魚を入れるクーラーは自前で購入すると便利です。
なお、安全のために着用するライフジャケットは、現在の釣り船では義務ではない(12歳以下は着用義務あり)にせよ、今や釣り船の大半が着用を推奨しています。ほとんどの釣り船で貸し出していますが、購入してみてもいい装備です。

船釣り用ブーツ

値段はピンからキリまでありますが、安価なものなら2000円前後から手に入ります。

カッパ

雨天時に必需品ですが、船釣りでは海水や墨を吐くイカ釣りや、オキアミなど寄せ餌で汚れるマダイ、イサキ釣りなどは、常時着用が望ましいので、必需品に近い装備です。やはり値段はピンキリ。安価品で上下5000円前後。通気性のいいゴアテックス仕様では5万円を超えるものがあります。

クーラー

魚を保冷するボックス。船上保管や帰宅するために必需品です。ビギナーの方ならまずは発泡性などの簡易品(写真下)でもいいでしょう。1000円前後で手に入り、販売している釣り船もあります。少しして本格的に始めるというなら、メーカーのクーラーを購入するのがいいでしょう。釣り用のクーラー、特に日本のメーカー品は保冷力においては非常に優れており、多少値段が張っても間違いのない製品です。小さい魚用からマグロなど大型魚用などと、いろいろな大きさがありますが、初めて購入するなら容量20リットル前後のものが手ごろだと思われます。

ライフジャケット

海水転落時に身体が浮く救命具です。現代はいろんなタイプ、デザインの物がありますが、首および肩にかけるタイプ(写真)で、自動で膨らむ(膨張式)ものが主流です。最近はレンタルがある釣り船がほとんどです。購入するなら予算は2万円前後。最近はデザインも洒落たものが多く、自分のカッパの色などを考えてコーディネイトするとよいでしょう。

事前準備をしましょう(仕掛け・小物)

大道具的な釣り具の竿やクーラーのほかに、小物類があります。仕掛けやオモリ、メタルジグなど実際に釣るために必要な道具類です。これらは現代では、ほとんどの釣り船で販売しているので、持参しなくてよい場合が多いですが、自分で釣具店を訪れて購入していくのも、また釣りの楽しみの一つと言えましょう。

仕掛け既製品

昔は釣具店で販売されている仕掛け類(糸とハリが各釣りごとに組まれている、魚に餌を食べさせる道具)は完成度が低いとされていましたが、現代の既製仕掛けは非常にクオリティが高く、自作を常としていたベテラン陣でも多くの人が購入するようになりました。ほぼどのジャンルの釣り物でもラインアップされているので、釣具店で自分が行く釣りの仕掛けを探してみましょう。何種類かあるので、好みのものを選ぶとよいです。

オモリ

船釣りの必需品と言えます。文字通り重い金属の塊。餌の付いた仕掛けを海底や宙層へ届けるために使います。号数で示し、浅ければ軽く(10号、20号など)、深ければ重い物(120号、200号など)を使います。質素な物からカラーコーティングされた物など多種多様で値段もピンからキリですが、25号で50円前後といったところです。

コマセカゴ&天秤

アミやオキアミなどエビの形をした寄せ餌(コマセ)を撒いて釣るジャンルにはコマセカゴ(中央)と金属棒状の天秤を使います。天秤の先端にハリが結ばれた糸など仕掛けを結んで釣ります。最近はこの2つのセットで貸し出している釣り船が多いので、ビギナーならまずは借りるのが賢明かも。

糸(ハリス)

マダイやワラサ(ブリの小型)などのコマセ釣りをやる場合は、基本が1本バリ(ハリ1つだけ結んで糸=ハリスを長くした)仕掛けなので、市販品を使わなければハリスを購入しておく必要があります。また、流行っている一つテンヤマダイ釣りなどは、道糸(リールに巻いてある糸)の先にリーダー(ハリス)を付けるので、やはり必要になります。最近はフロロカーボン製が多く、値段は100mで1000円前後から3000円くらいです。

スナップサルカン

糸と糸のジョイントに使ったり、仕掛けの下に装着してオモリを付けたりする小さな器具です。あまり使うときはありませんが、ないと困る時があります。4~5つ入りで200~300円ほどですから、1袋くらい持っておくとよいです。

ルアー類

今はやりの一つテンヤマダイ釣りやタイラバ(マダイのラバージグ)、ジギングなどは疑似餌(ルアー)の釣りです。このジャンルの場合は、レンタル竿&リールのレンタル以外は自分で用意する場合が多いです。予約した釣り船によく聞いて、最低限、釣りになる種類や重さを用意しましょう。ちなみにこれらの値段は、一つテンヤはそう高くはありませんが、タイラバやジギングのメタルジグは1000円から2000円以上の物も多いです。

竿掛け①

船べりに空いている穴に突っ込んで、竿を立てかける道具です。大した仕組みではないですが、竿を自分がいる付近に保持でき、大変便利です。主に小物釣りに使い、1000円前後で手に入ります。

竿掛け②

船べりにネジなどでガッチリ固定する竿掛けです。非常に頑丈で、マダイやワラサなど大型魚のコマセ釣りや、水深100mを超える深場を狙うイカ釣りなどに重宝します。頑丈な分、値段も高く1万円前後から2万円を超える物もあります。

事前準備をしましょう(その他)

この他、実際の釣りの道具以外にあると重宝するものを挙げておきます。

ハサミ・プライヤー

ハサミは糸や餌を切るなど釣りには必需品(写真左)。釣っている席の前の小物置きスペースなどに置いておくことが多いので、コンパクトなものが便利。100円ショップにある廉価版で十分ですが、切れにくい丈夫な糸(PE道糸)などをスパッと切るような性能を得たい場合には、高価なものが必要になります。プライヤーは口に掛かったハリを抜いたりするのに使います。やはり値段は様々ですが、こちらは廉価版で十分。両道具とも、錆びないように、水洗い後の感想など後の処置をしっかりしましょう。

魚バサミ

文字通り、釣れた魚を挟む道具で、手を汚さずにバケツやクーラーへ入れることができます。女性や子どもは重宝します。高い物で500円前後、安価だと200~300円です。

手拭きタオル

釣りは魚をつかんだ時にヌルヌルが手に付いたり、魚の血が腕に付着したり、餌を付ける時に汚れたり濡れたりすることが多いので、タオルは必需品に近いです。汚れをぬぐう用と、顔や腕をぬぐうため汚くしない用の最低2枚あると重宝します。

酔い止め薬

経験しないと分かりませんが、船酔いは辛いものです。船酔いの可能性がある方は、是非とも服用をお勧めします。参考価格は6カプセルで700~800円程度。子ども用もあります。

偏光グラス

海の船釣りでの主な目的は、水面のギラ付きを抑えて竿先や道糸を見やすくするほか、ルアー釣りでは不可抗力で自分に向かって飛んでくるルアー(ハリが付いているので危険)から目を守ります。廉価版では1000円前後から、高級品は5万円以上するものもあります。

キャップ

まぶしく暑い洋上の日差しを遮る本来の目的のほか、ルアーなどが飛んできた場合の頭部保護の意味もあります。値段はピンからキリ。お好みのデザインを選びましょう。

サブバッグ

クーラーは海水や氷を入れるので濡れますから、その他にバッグが必要です。その中に仕掛けなど小物類、タオル、飲食物、着替え、カッパなどを入れておきます。タイプや種類は自由ですが、出来ればファスナーなどで蓋を締めることができ、防水性能もある程度あるものが重宝します。釣り具メーカーの専用品がありますが、少し高価になります。